お口の中を長期的に安定させるためには
2023.06.16こんにちは、ワンデイデンタルの平岡です。
今日は、定期検診の重要性についてお伝えします。
年齢とともに
歯を失い崩壊していくにはいろいろな原因があります。
1、虫歯
2、歯周病
3、咬合
4、事故
です。それぞれの原因を細かくお話します。
1,虫歯
虫歯により歯を失った患者さんは歯周病のリスクは比較的少なく歯を支えている骨の状態もしっかりしている方が多いイメージです。
ですが、虫歯を繰り返す患者さんは多くの歯に被せものはいっており、時間が経つと2次的に炎症や噛み合わせの不安定を招く可能性があります。
2,歯周病
歯周病によって歯を失ってきた患者さんは、歯自体の問題より
歯肉や骨の抵抗に問題があることが多いため、その歯だけ治すのではなくお口の中全体の炎症に対するコントロールをどのように行うかが治療の中心になります。
その歯1本だけ治せばいいというお話ではなく歯周病菌の温床となるような歯はすべて管理していかなければなりません。
3,咬合(噛み合わせ)
歯を失う原因は虫歯や歯周病のイメージがあるかと思いますが、噛み合わせの力により
奥歯からどんどん歯の崩壊が始まる患者さんもいらしゃいます。
何も手を付けていない奥歯だと噛み合わせの強い患者さんでも削れたり欠けるだけの場合が多いのですが
一度神経を抜いて金属などの硬い材質をいれていると、歯根が破折することがあります。
噛み合わせの強い患者さんは、骨格もしっかりしており歯周病のように歯が揺れるということはすくないのですが、その歯はすべて削れており犬歯もなくまっ平になっているイメージです。
このような患者さんは、固い材料の被せものを入れると割れる、柔らかい材料を入れると早く削れるため
その後の変化をしっかり管理していかないといけません。
いかがでしょうか?
このように、歯を失うリスクは様々です。
できるだけ歯は抜かないように、でも噛めるように、そして残りの歯に負担がかからないように
定期検診でしっかり診ていきます。
お口の中を長期的に安定させるためには、定期検診が重要です。
今のお口の状態はいかがでしょうか?
気になる事がありましたらいつでもワンデイデンタルにご相談ください。