Dr.hiraoka Blog Dr.平岡のブログ

無意識の食いしばりにご注意

2021.12.07

こんにちは!府中ワンデイデンタルの平岡です。

今日は歯ぎしり、食いしばりについてご説明します。

 

歯ぎしり、食いしばりなどをまとめてブラキシズムと言います。

ブラキシズムは大きく3種類に分かれます。

①クレンチンググラインディングタッピング

それぞれを詳しく説明します。

グラインディング

上下の歯をぎりぎりとすり合わせる歯ぎしり

クレンチング

上下の歯を強く噛みしめる歯ぎしり

主に日中集中しているときにおこりやすい症状です。

タッピング

上下の歯を噛み合わせてカチカチと鳴らす歯ぎしり

無意識(集中している時、寝ている時)のうちに行っていることが多く、

特に眠っている間にしている方は一緒に寝ているご家族などに

指摘されるまで全く気付かなかったと言う方も多くいらっしゃいます。

虫歯や歯周病がないのに冷たい物がしみたり、

顎が痛い

筋肉が痛い

噛むと痛いという症状がある場合は

ブラキシズムが原因の可能性があります。

また、顎が痛い場合

「顎が大きく開かない」

「顎がパキパキ音がなる」

「顎の関節付近が痛い」という症状や、

「肩がこる」

「腰が痛い」

「手足がしびれる」

「耳鳴りがする」

「偏頭痛がひどい」という全身につながるような症状などがでることもあります。

顎関節症というと歯並びが悪い、

親知らずによるかみ合わせのバランスの悪さ、

といったような原因が多くを占めていますが、

歯に被せてある銀歯や、詰め物、入れ歯による咬み合わせのバランスが合っていない場合もあります。

まずは、今の状態が正しい噛みあわせなのかということを

検査する必要があります。

顎の左右バランス、

正中のズレなどを調べ

噛みあわせの平面を

しっかり整えてあげることが大切になってきます。

また、夜間のナイトガードもお勧めします。

ナイトガードを作ると、患者様の本来の噛み合わせになるようにナイトガードの形状を調整できます。

噛み合わせの微妙なズレを調整し、諸々の症状を緩和する効果も期待できるのです。

ナイトガードは眠るときにつけるので、使い始めは違和感があり、眠りづらいという患者様もいらっしゃいます。

普段とは違う位置で歯ぎしり・食いしばりをすることになるため、朝目覚めたときにアゴの痛みやダルさを感じたり、若干口を開けて寝る形になって、口の渇きを感じたりする人もいます。

しかし使用するうちにこうした症状がなくなり、眠る際の違和感もなくなったとおっしゃる患者様が大半です。

歯並び、噛み合わせを整えるには矯正治療が有名ですが

まずは、ナイトガードをいれて症状が落ち着くかを確認することをお勧めします。

府中ワンデイデンタルでは、マウスピースを模型から作る3Dプリンターがあります。

型どりをせず手軽にマウスピースを作ることができますよ!

歯ぎしり食いしばり顎の痛みが気になる方はぜひ一度ご相談ください!!