ブリリカビアンコ
オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングでは、「BRILLICA bianco」という機械を使用します。
開口器に直接装着するタイプのホワイトニングです。
患者さんが動いても照射位置が一定なので、効率的な治療が可能で、患者さんへの負担も軽減されます。
オフィスホワイトニング材
「ティオンオフィス」
オフィスホワイトニングは即日での美白効果が求められるため、過酸化水素濃度の高いホワイトニング材を使用する必要がありますが、高濃度になるほど過敏症などのリスクが高くなります。
ティオンオフィスは、新技術「可視光応答型光触媒V-CAT」を応用することで、比較的低い過酸化水素濃度で高い美白効果と低刺激性を両立する新しいオフィスホワイトニング材です。
ホワイトニングの流れ
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Step1問診
歯の色に関するお悩みをお伺いします。
その後、ホワイトニングについて詳しくご説明し、治療の同意を得た上で、歯の色調を一緒に確認し、目標とする白さを決めていきます。
また、この時にホワイトニング前の写真を撮ります。
目標とする歯の白さによっては、ホームホワイトニングとの併用(デュアルホワイトニング)や複数回のオフィスホワイトニングが必要になる場合もあります。 -
Step2歯面のクリーニング
歯の表面に付着した除去可能なステインを除去します。
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Step3歯肉保護
ホワイトニング剤の影響を受けないように、唇や歯茎を保護します。
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Step4リアクター塗布
ホワイトニング効果を高めるために、リアクターを歯面に塗布します。
リアクターに含まれる可視光応答型光触媒(V-CAT)がホワイトニング剤の有効成分と反応し、着色物質を分解する能力を高めます。 -
Step5ホワイトニング剤の塗布
歯の表面にホワイトニング剤を丁寧に塗布します。
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Step6ホワイトニング開始
専用の開口器をお口に装着し、光照射器をセットします。
光を7分間照射します。 -
Step7ホワイトニング剤の除去
美白剤を除去し、STEP4に戻ります。
リアクターを当てて美白する工程を3回繰り返します。
これは、時間の経過とともに美白剤の効果が薄れていくため、新しい美白剤を塗布するためです。 -
Step8ホワイトニング終了
粒子の細かい専用の研磨剤で、歯の表面を丁寧に磨きます。
フッ素が含まれているので、虫歯予防の効果もあります。
最後に写真を撮って、ホワイトニング効果を実感してください。
目標とする歯の白さによっては、次回のオフィスホワイトニングの予約が必要となります。また、ホームホワイトニングと併用(デュアルホワイトニング)することで、さらに歯の白さを定着させることができます。
ホワイトニングの注意点
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い
比較的短時間で白くなるオフィスホワイトニングに比べて、時間をかけて白くなるホームホワイトニングは、最終的なホワイトニング値(歯の明るさ)が高いと言われています。
オフィスホワイトニングではこれ以上白くならないと感じた場合は、ホームホワイトニングも併用する「デュアルホワイトニング」で白くなる度合いを高めることができます。
また、デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングよりもホワイトニング効果が長続きするのでおすすめです。
効果が出にくい歯について
一般的にホワイトニング効果が出にくいと言われているのは、以下のようなケースです。事前に気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
- 歯の表面に凹凸や小さなキズがある
- 歯に縦縞や横縞がある
- 部分的に白い斑点がある
- 歯に詰め物や被せ物をしている
- 抗生物質(テトラサイクリン)の影響による色素沈着
幼児期に風邪薬などの抗生物質を過剰摂取したために、歯が灰色になっている場合です。 - 着色度が高い場合
加齢による経年変色など、着色度の高い人は、白くなるまでに通常よりも時間がかかります。
ホワイトニングの効果について
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1陶器のように均一にはできません
ホワイトニングでは、歯の自然な状態を保ちながら漂うため、陶器のお皿のように均一な白さにはなりません。
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2個人差はありますが、一時的に痛みが出る場合があります
個人差はありますが、知覚過敏が起こることがありますが、一過性のものであり、1日~数日で治ります。
オフィスホワイトニングの前後は鎮痛剤を服用してください。 -
3ホワイトニング後は、酸性食品、着色食品、喫煙などを控えてください
酸性食品:柑橘類、梅干し、酢を使った料理、清涼飲料水、スポーツドリンクなど
着色食品:コーヒー、紅茶、お茶、コーラ、赤ワイン、ベリー類、カレーなどの色素のある食品 -
4ホワイトニング後は、定期的にチェックを受けてください
ホワイトニングの効果は永久的なものではありません。個人差はありますが、後戻りはあります。
より長く効果を維持するためにも、定期的なチェックやクリーニングをお勧めします。
なお、再度ホワイトニングすることも可能ですので、ご相談ください。 -
5妊娠中・授乳中の方にはお勧めできません
ホワイトニング剤は体に安全なものですが、妊娠中や授乳中は控えていただくことがあります。