当院のインプラントに対する考え方
まずは口腔内の炎症のコントロールを行うのが先決と考えております。そのうえで、最大限天然歯を生かしたうえでインプラントを併用していきます。
20年近くアストラテックインプラントを使用してきましたが、最近はストローマンインプラントを使用することが増えています。きっかけは2016年に出されたJournal of DentalResearchです。この論文では各インプラントメーカーのインプラントがどのくらいの頻度でインプラント周囲炎になるのかの詳細なデータが公開されました。そこでは、ストローマンインプラントが最も炎症を起こさないというデータが公開されました。
ストローマンインプラントが炎症を起こす確率を1とすると他のメーカーは3倍から5倍の炎症のリスクを示しました。
一日でも長く口腔内でインプラントを機能させたいという視点に立つとストローマンに軍配が上がるかもしれません。
インプラントとは
インプラントとは歯を失ってしまった箇所に人工の歯根を埋入します。
埋入したインプラントにアバットメントと呼ばれる土台を付け、さらにその上に被せものをつけ完成となります。
自然な噛み心地で食事ができるのが特長です。
インプラントはブリッジや入れ歯と比較されることが多いですが、ブリッジの場合は両隣の歯を削る必要があります。その歯が健康な状態であってもです。
また、入れ歯の場合は固定するバネを健康な歯にかける必要があります。
インプラントは両隣の歯に影響はなく、健康な歯に負担をかけません。
当院で扱っているインプラント
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Straumann
当院では世界最先端・世界No.1のシェアを誇るストローマン・インプラントを使用し、患者さまへの安心と信頼をご提供します。
治療の流れ
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Step1診断・治療計画
歯科用CT撮影後に診断をします。インプラント治療に関する説明を行います。
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Step2インプラント埋入
顎の骨にインプラント体を埋め込む手術をおこないます。
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Step3上部構造体
インプラントが骨としっかり結合したら人工の歯を取り付けます。
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Step4メインテナンス
インプラントを長持ちさせるためホームケアとクリニックでのケアをおこないます。
シロナのCTとセレックを用いて口腔内の状況を把握します。その後両方のデータをマッチングすることによって最適な埋入位置を決定して行きます。
この方式が可能となるのはセレックシステムがあってであり、即日にかぶせ物をかぶせることも可能です。