Dr.hiraoka Blog Dr.平岡のブログ

なぜ顎がガクガクなるの

2023.05.01

みなさんこんにちは!!ワンデイデンタルの平岡です。

GWいかがお過ごしでしょうか??

今日は、歯と密接に関わる顎関節症についてお伝えします。

みなさんはお口を開け閉めしたとき顎がガクガクなることはありませんか??

あごの関節で様々な症状ある場合、また症状が過去にしばらくの期間に渡ってあった場合、

関節内部の関節円板という部分が本来の位置より前方や内側にずれてしまっていることが多くの方で認められます。関節円板がずれていると本来のあごの動きが制限されて日常生活に支障があるのと同時に、かみ合わせが変化してしまうことがあります。

当院ではこうした患者さんには矯正治療前に患者さんに合わせて製作したスプリントをしばらく使用していただき、あごの関節内部の安定化を図った後に診断し、矯正治療の計画を立案するようにしています。

顎関節症の症状

●あごを動かすと関節で「カクンカクン」「ジャリジャリ」などの音がする。

●口を開ける時、閉じる時に関節に痛みがある。

●以前より口を開けづらくなった。開けられる量が減った。

●かみ合わせに違和感がある。どこで咬んで良いのかわからない。

●以前と比べてかみ合わせが悪くなってきている。前歯がかみ合っていない。

●頭痛、首痛、肩こりがある。目が疲れやすい。

スプリントの治療について

顎関節症の治療として現在最も広く行われている方法が「スプリント療法」です。
「スプリント」は患者さん個々の歯型を採って、オーダーメイドで制作したプラスティック製のマウスピースのようなもので、通常週に1度来院いただき調整をしていきます。スプリントの使用によって咬む力をすべての歯で均等に負担して顎関節に強く偏った力がかかるのを防ぐことで、徐々に関節内部の構造が安定化していき、同時に下顎の位置も安定していきます。
当院では顎関節症の患者さんには関節の安定化を図った後に矯正治療の治療計画を立てています。

 

症状は放っておいて大丈夫??

 

顎関節症は症状がだんだんと消失していく軽症のものから、日常生活に支障をきたす重症のものまであります。
しかし、症状がなくなっても重症の場合では関節の内部の構造が大きく変化して、かみ合わせ自体が大きく変化する場合も多く見られるため、できるだけ早期に、軽症のうちに「スプリント」を使用して重症化させないようにするのが大切です。重症の場合でも「スプリント」を使用することで関節内部が安定化して、その後の矯正治療を行う上で有利になります。

スプリントの治療の費用は??

顎関節症の治療は自費治療になります。

当院では治療に係る費用は治療前に見積もりでお示ししておりますので安心して治療を始めることができます。

矯正は興味ないけど顎のガクガクなるのは気になる

または、痛いという方はいつでもワンデイデンタルにご相談ください!!