インビザラインのアタッチメントについて~
2022.08.25みなさんこんにちはワンデイデンタルの平岡です。今回は、前にお話ししたインビザライン中の食事に続いてインビザライン矯正の要ともいえるアタッチメントについてお話します。アタッチメント??。初めて聞かれる方も多いと思いますが、アタッチメントとは何なのか?なぜマウスピース矯正にアタッチメントが必要なのか?アタッチメントの大切さについてお話しします。
アタッチメントって何?
アタッチメントは、マウスピース矯正の際に歯の表面に付ける、ポチッした白い突起型の装置です。
マウスピースとセットで付けることで、アタッチメントがマウスピースの補助役となってしっかりと歯を動かすことが可能になります。
なぜマウスピース矯正ではアタッチメントが必要なの?
1.マウスピースを固定するため
ただ歯にマウスピースを装着するだけでは、マウスピースが浮いてきてしまいます。
そこで、マウスピースをカチッと固定するためのフックの役割をしてくれるのがアタッチメントなのです!!
2.歯を動かす力を加えるため
ただマウスピースを装着するだけでは、歯は思うようには動いてくれません。歯を動かすために必要な力をしっかりと加えることができないためです。
当院では、3次元のCT精密検査やお顔のデータをもとに、歯の動きを綿密にシミュレーションして、きめ細やかな治療計画をお作りしています。
でも、どんなに綿密なシミュレーションをしても、マウスピースを装着するだけでは、しっかりと3次元的に歯を動かせる力が加えられないため、歯は治療計画通りには動いてくれないのです。
そこに、歯を3次元的に動かす力をしっかりと加えてくれるのがアタッチメントです。
3.アタッチメントにはどんな効果があるの?
マウスピースと一緒にアタッチメントもつけることで、歯を動かす力が加わり、歯をしっかりと、動かしたい方向に正確に動かすことができます。
歯列矯正ではほとんどの場合、歯を前後に動かすだけではなく、横に動かしたり、歯の位置を移動させたり、ひねりを治したりといった、3次元での動きが必要です。
たとえパッと見た限りでは「前歯2本の出っ歯感」が目立つだけの方でも、前歯2本を後ろに動かしただけでは、全体のかみ合わせが悪くなってしまうことがあります。そのため、奥歯のかみ合わせまで3次元的に整えながら治療を進めていく必要があります。一見、部分的な問題に見えても、全体的にトータルで歯を動かして、きれいな並びに整えてあげなくては、安全な治療はできません。
4.アタッチメントの形や大きさは?
アタッチメントは、どれも同じ形や大きさではなく、用途別にいろいろな種類があります。
歯を動かす方向や距離によって、歯に加えるべき力の強さや向きが変わるためです。
大きさは縦が2~3mm、横が3~5㎜程度です。当院では、患者様の歯1本1本に合わせて、最善の効果が期待できるサイズのものを選んでいます。そしてそれを、最適な位置にお付けしていきます。
5.アタッチメントは何でできているの?
アタッチメントに使われる素材は、歯科用の「硬質レジン」というプラスチックの一種です。虫歯の詰め物にも使われている、もちろん体に害のない安全な素材です。
また、歯と馴染みのよい材料のためとで目立ちにくいです、
今回は、インビザラインの要であるアタッチメントについてお話ししました。
マウスピース矯正について興味がある方は、いつでもワンデイデンタルにご相談ください