ジルコニアの被せ物について
2022.03.27こんにちは
ワンデイデンタルの平岡です。
今日は、ジルコニアのかぶせものについてお話します。
皆さんはジルコニアセラミックスという材料をご存知でしょうか。ジルコニアというのは人口のダイヤモンドに用いるほど丈夫な材料で、様々な色をつけることで自然な歯と同じような色調を再現できる歯科材料です。人工ダイヤモンドと言われるように、ジルコニアはセラミック系の素材の中でも
圧倒的に丈夫で、また色味の再現度も高く自然な仕上がりになります。
ここでジルコニア治療のメリットとデメリットについて一度みなさまにご紹介いたします。
ジルコニアクラウンやジルコニアブリッジの一番のメリットは何と言っても材料としての硬さと美しさです。非常に丈夫で簡単に変形しない性質があるので、しっかりと噛むことができ、被せ物の歯でも十分に食事を楽しめます。見た目の美しさも保証されています。
私もこの間患者様の前歯にジルコニアのかぶせものをいれたのですが
隣の歯とあまりにも色がなじんでいるため
今はこんなに進化しているのですね~と驚かれました。(その患者様は10年前にセラミックのかぶせものをされた患者さまでした。)
セラミックの被せものももちろんいいのですが、患者さんが歯ぎしりがあること
また、その歯は神経が死んでいる歯のため変色をマスキングするためにもジルコニアを選択しました。
また、ジルコニアは保険の材質に比べ
汚れが付きにくく虫歯、歯周病のリスクをおさえられます。
一度治療をした歯はできる限り長持ちさせたいですもんね。
しかし、ジルコニアセラミックにも弱点があります。実はジルコニアセラミックの持つ丈夫さ、つまり硬さがかえって弱点になってしまうのです。硬いジルコニアは天然の歯よりも硬さがあるので、歯を削る原因になってしまうことがあります。
なので、使う前にその患者さんの噛み合わせをしっかり確認します。
そして、メンテナンス時にはしっかりジルコニアの研磨をします。(しっかり研磨しないと
対合歯を削る原因になってしまいます。
患者さんのお口の状態によりますが、しっかりメンテナンスに来ていただいて
その都度ジルコニアをチェックしていくと本当に長期的に安定した材料ではないかと思います。
奥歯で神経を抜いてしまった。。
でもしっかり噛める、体に安心できる材料で過ごしたいですよね??
ジルコニア治療について気になることがありましたら
いつでもワンデイデンタルにお問い合わせください。