保険と自費の被せものってどう違うの?
2023.03.17皆さんこんにちは
ワンデイデンタルの平岡です。
今日は、患者様の質問で多い被せものについてお話します。
金属の被せもの~最近は保険の白い被せものもあるけど・・
結局のところは自費と保険はなにが違うの?
皆さん、奥歯は見えないから金属でいいわ~とよくおっしゃります。
でも保険と自費の材料の違いは色だけではないのです!
色だけの違いなら「じゃあ、今回は節約して金属にしましょうね~」とお伝えしたいところですが・・
実は、審美性以外にもたくさんメリットがあるのです。
銀歯(保険適応)の特徴
- 銀歯は電荷を帯びている為、電気的な力でプラーク(歯垢)が付着しやすい
- 適合精度にムラがある
- 接着が弱い
- 2次虫歯(金属と歯の境目から虫歯になること)が多い
- 口腔内で金属イオンが溶け出し、金属アレルギーの原因になる
- 歯茎が黒くなる(メタルタトゥー)
- 見た目が悪い
- 保険適応の為、比較的安価
セラミックの特徴
- 電荷を帯びていない為プラークが付着しにくい
- 適合精度が良い
- 歯と化学的に接着する為、接着力が強い
- 2次虫歯が少ない
- 口腔内で安定した材料の為、金属アレルギーやメタルタトゥーの原因にならない
- 白くて見た目がきれい
- 保険適応の金属と比べると高価
- 割れることがある(ジルコニアに関してはほぼ心配がない)
以上の特徴から銀歯は、口腔内において安定した材料ではありません。金属イオンが溶け出すことによって様々な問題が起こります。見た目ももちろん悪いですが、歯科的な観点から言えば、2次虫歯になりやすいことが1番の欠点かと思います。2次虫歯になればさらに自分の歯を削らなくてはいけない為、あまりおすすめはできません。
セラミックは安定した材料で見た目もきれいですが、割れることがあるということが1番の問題点でした。しかし、近年ジルコニアの適合精度や審美性が向上し、すべての歯にジルコニアが適応できるようになり欠点がほぼなくなりつつあります。
ただ、
どんなにいい材料を入れたとしても定期的な検診、また歯に負担をかけないように
夜間にマウスピースを入れることをお勧めします!!
あなたの入れた金属は何年たってますか~?
被せものについて気になる事がありましたらいつでもワンデイデンタルにご相談ください。