顎がガクガクなり口が開けにくくないですか？〜スプリントが有効です〜

2023.01.18

こんにちは！ワンデイデンタルの平岡です。

とても、寒い日が続いていますがみなさん

風邪などひかれず元気に過ごしていますか？

今回は当院で矯正の前に行うスプリント療法についてお話したいと思います。

皆さんは普段、口を開けたり閉めたりしたときに顎に疲れや痛みがありますか？

カクカク音が鳴っていませんか？

こういった症状は顎関節症といって、顎の関節や顎の筋肉の病気です。

顎関節症の原因は、悪い歯並びやかみ合わせ、歯ぎしりや食いしばり、ストレスなどで引き起こされることがあります。

大きく口を開けると顎がカクカクし、寝るときは食いしばる癖があります。

最近はこのように顎関節症の症状のある患者さんが増えています。

もし、歯並びやかみ合わせによる原因で顎関節症を引き起こしていると考えられるときは

ワンデイデンタルでは

スプリントというマウスピースを装着する治療をしていきます。（スプリント療法）

これは顎関節症の様々な症状に対して効果があります。

歯の型をiteroでスキャンして一人一人に合ったものを製作し、上顎か下顎のどちらかに覆うものになります。当院ではほとんどの方が下の顎にスプリントを入れています。

スプリントの目的は、顎の位置を安定させて、筋肉の緊張を和らげることが目的です。

スプリントを使用すると噛む力がすべての歯で均等になり、顎関節や周りの筋肉にかかる負担が軽減されます。就寝時の歯ぎしりや食いしばりの負担も軽減することができます。

また、矯正治療をされる方で顎関節症と診断された方は矯正治療前にスプリントを製作させていただき、矯正前に顎位を安定させる意味で使用していただくことがあります。

顎関節に症状があるのにスプリントを使用せずに矯正治療をしてしまうと本来かみ合わせの位置の判断を誤ったり、矯正治療後のかみ合わせが不安定になったり、後戻りが起きやすくなったりします。そういったことを防ぐために顎関節の安定化は矯正治療を行う上でとても重要です。

寝ているときはもちろん、日中も使用していただいています。

スプリントは顎関節に症状のある患者さんに使用していただいていますが、皆さんやはり最初は異物感や違和感がある方が多いです。（ずっと、そのかみ合わせで生活してきたためいきなりスプリントをいれた生活はしんどいですよね？）

ですが、毎日入れていれば不思議と慣れましたと言われる方がほとんどです。

最初は、肩が張ってしんどい、側頭筋のあたりが痛いなど

不慣れに感じます。

ですが、顎位が安定してきて徐々になれていくと

顎が楽になった、カクカクするのがなくなった、肩こりや頭痛も減ったと複数の方からお声をいただいています。

スプリントには歯並びをよくする矯正力はありませんが、口をスムーズに動かすことができ、顎の症状の緩和させます。

そのまま、矯正を進めることになればそのスプリントをいれた顎の位置で歯を並べていきます。

もし、矯正は考えていないとしても顎の状態に不安やお悩みのある方はぜひワンデイデンタルにご相談ください。