blog 院長ブログ

意外に得意ですインプラント修復

2022.04.04

こんにちわ 府中市の歯科医院府中ワンデイデンタルです。

先週末は抜歯とインプラント続きでした。

①一日のスタートはインプラント上部構造物セットから。左側最後臼歯上下のインプラントコアセットからのセレック撮影でセラミック上部構造セット。最後臼歯噛めるようになると顎位が若干後方にシフトすることがあります。このシフトを見極めてから仮歯のままの上顎前歯の補綴に取り掛かる予定。とやってる合間に、②右上智歯抜歯の患者さん。無事完了その他3本の親知らずは抜歯済みの患者さん。90度捻転しており、3ミリほど歯肉に沈んでいる状態。口蓋側の歯根先端が上顎洞底に接しているので壊さないようにそっと施術。そのあと金曜日に行った左下臼歯部インプラント3本埋入患者さんの消毒。基本外科オペ後はなるべく早い時期に消毒を行い、速やかな回復を促します。来週の月曜日には右下に3本インプラントを埋入し、ゴールデンウイーク前には咬合の獲得をする治療計画を立てております③。次は左下大臼歯インプラント上部構造セット。この患者さんは他院でのインプラント埋入後の上部構造変更希望。一番は審美的要因の改善でした。以前の上部構造による歯肉への金属イオン流出による黒変をYAGレーザーにて改善しつつこちらも上部構造物を3種類ぐらい作って歯肉との相性、前後歯牙及び対合歯との連続性をクリアーし無事セット④。次に2週間ほど前に埋入した左下インプラント患者さんのチェック。この患者さんの場合は強い咬合圧がかかることが想定されたのでボーンレベルではなくティッシュレベルインプラントを埋入。インプラント体の首の部分が機械研磨状態でラッパのように開いているので咬合圧の強いブラキサーの方に向いているインプラントです。最近はストローマンのインプラントでの修復が多いです⑤。その後下顎最後臼歯残根の抜歯及び智歯の抜歯。これは残根智歯が骨と癒着してるっぽくピエゾを使用しての抜歯となりました。ピエゾは優れもので、人体にダメージを与えることなく骨を切削できるので重宝してます。人体はタンパク質でできているので発熱に弱く、40度を超える発熱があると組織が大きく損傷することがあるのですが、ピエゾだと注水しながら骨をゆっくり切削できるのでその心配がありません⑥。最後に今日のメインイベント埋伏知歯の下顎管にくっついてるバージョンの抜歯。分割して抜くだけのところまで行きましたが、いざ抜歯しようとすると出血が多すぎてボスミンで止血したところで抜歯中止。ビビッて歯根の摘出を延期しました⑦。

なぜ抜歯にこだわるのか

一般開業医では俗に難抜歯といわれる類の処置は大学病院や口腔外科医に紹介することが多いです。ただインプラント修復を常にやる身としては研鑽のためという側面と患者さんにとっての安心のためと思って施術させていただいております。大きな病院に行くのは緊張するものですし、近くの病院で終わるならそれに越したことはないですし。CTでの画像解析とピエゾによる侵襲の少ない骨切削により術後の炎症を極力少なくするよう努めております。

さくら綺麗でしたね。それではまた