blog 院長ブログ

セレックを使ってみたら

2022.01.11

こんにちわ府中の府中ワンデイデンタルです。

セレック修復

セレックで被せ物を作るようになってそろそろ二年がたちます。仮歯からレジン歯、セラミック、ジルコニアまで即日納品可能になることは患者さんにとってメリットは計り知れないだろう。時間的なスピードアップもさることながら仮歯の期間をなくすことはやはり素晴らしい(歯周組織が治癒するのを待つ間に仮歯を付ける場合を除く)。仮歯はどうしても唾液中の細菌を吸収するためデリケートな位置たとえば虫歯がめっちゃ深かったりすると次回本歯をセットするまでの間は意外とひやひやです。即日いければそんな心配もなく行ける。

また年末とか休みの前になると治療を伸ばしたりセットが一か月後だったりするのがなくなると患者さん的にはとても良いことだと思います。今日も左上前から5本目がぱっくり割れた患者さんがお見えになって一時間ほどでセラミック修復完了。笑顔で帰られていきました。以前なら一月中旬にセットになっていたケースなのでやっぱりデジタル修復を始めてよかったなと思いました。

デジタル修復は万能か

お口の中にむにゅっとかたどりの材料を入れることもない。型どりした印象にお水と石膏を正確に計量して真空練和機で混ぜて、バイブレーターの上で気泡が入らないようにつぐこともない。できた模型を技工士さんに手渡ししたり、宅急便で送ることもない。

口腔内を撮影したデータをメールで送るだけ。途中経過のやり取りもメールでのやり取りでPC一台あれば事足ります。色合わせが写真だと伝わりづらいのでそこのすり合わせが大切。それにしても使うブロックを指定して、患者さんにセットするときにステイニングしてその場で焼成すれば事足りるもの。

欠点といえば作っている段階で模型が無いのでこれでいいのかどうかがいまひとつピンとこないぐらいかな。

セレックの欠点

あ、ありました。本体の価格ですね。スキャナーとミリングマシーンと焼成器でま~ま~いきます。そこが欠点ですかね。ドイツ製品あるあるでキチンとメンテナンスしながら使えばいつまでもぶれない正確な結果を出してくれそうです。機械にはその製造工程でいくつかの特徴があるので人間の側が機械がやりやすいように形成してスキャンしてあげることが大切かと思います。

無理なことを当たり前に

即日セットは無理。インプラント即日荷重は無理。歯周病重度の場合数回で治すのは無理。矯正一年以内で治すのは無理。などなど歯科あるあるですね。でもほんとに無理なのかな。

即日セットは無理

確かに印象とって模型作ってたら無理かも。でもスキャナーとミリングマシーンがあれば即日意外といける。

インプラント即時荷重無理

これも意外といける。丁寧にやることに尽きるかな。当然セレック修復ありきです

重度歯周病の治療期間数日で

air flowとYAGレーザーあればこれも可能。

矯正期間短縮

基本2年間でしたがインビザラインで期間短縮が可能に。

まだまだ進化しまっせ